九州鉄道幻の豪華列車「或る列車」
2014.08.31 Sunday
JUGEMテーマ:鉄道
今「24時間テレビ」見ています。 AKB48が脳炎の女の子と「恋するフォーチュンクッキー」をやっていました。AKBメンバーは名古屋の握手会からの生中継で出ていました。
また、「世界!ふしぎ発見」では新幹線特集をやっていました。昭島には新幹線図書館があるみたいです。SKE48&乃木坂46の松井玲奈(れな)も出ていました。
加藤玲奈(かとれな)が手術のため3週間休養だそうです。お大事に。
今回は話題になっている明治時代にJR九州の前身である九州鉄道が計画していた幻の豪華列車「或る列車」について語ります。
或る列車は、九州で最初の鉄道として開業した九州鉄道が、明治末期に豪華列車を運行するためにアメリカのメーカーに発注した客車で、展望特別車−1等寝台車−食堂車−1等座席車−2等座席車で構成された豪華編成で、これに郵便車を加えた6両での運転を予定していたみたいです。
窓の上とトイレの小窓がステンドグラスになっていたり、内装はマホガニー材を使用していたり、床にはじゅうたんが敷かれていたり、特別車にはピアノが設置されているなど当時の列車では最高峰の豪華仕様でした。
客車の色は金茶色が有力ですが、黄緑や紺色などの説もあります。
しかし客車が日本に届いた頃には九州鉄道は国有化されてなくなっていて、国鉄は九州鉄道の目的を理解できず最初は外国貴賓車や団体列車で使用していましたが、結局は事業用車両にして全国に分散配置してしまいました。
ただ特別展望車や食堂車のレイアウトや内装は国鉄の特急車両を作るのに参考になったそうです。
世界的な鉄道模型コレクターとしても知られている故・原信太郎さんはこの車両を気に入っていて、この車両の模型も自らの手で作成していました。この模型は現在横浜にある原鉄道模型博物館に保存されています。原鉄道模型博物館は湘南新宿ラインや東急東横線・みなとみらい線(東京メトロ副都心線・東武東上線・西武池袋線からも直通)で行くのが便利です。(ぉぃ)
しかし2013年10月には「或る列車」の生まれ変わりとも言えるJR九州の豪華寝台列車「ななつ星in九州」が運行を開始し、最大77万円の高額でありながら連日満席の大盛況です。
また、「或る列車」のデザインをもとにした観光列車を2015年夏から長崎県の大村線と大分県の久大線で運転する予定です。車両は普通電車で使われているキハ47形を改造するそうです。この列車では有名パティシエによるスイーツが提供されるみたいで、期待できそうです。
「或る列車」をもとにした観光列車は九州新幹線やななつ星などと同様に、水戸岡鋭治さんがデザインします。
そんな「或る列車」は、悲運の豪華列車として後世に語り継がれてきました。
原鉄道模型博物館は私も行きましたが、或る列車の模型はゴージャスでおしゃれな感じでした。「ななつ星」の赤茶色も「或る列車」の金茶色も豪華で上質な感じがします。
ちなみに・・・「ななつ星」の色は阪急電車やJR東日本の豪華列車「なごみ」などとほぼ同じ色です。